まず、占いの種類についてはいろいろなところに書いていますが、
四柱推命や占星術のように生年月日から運勢を読み解く占いを、「命術」といいます。
これには四柱推命なら「命式」、占星術なら「ホロスコープ」という、その人のいわば人生マップみたいなものを最初に作ります。これの読み解きには膨大な統計学的記録が裏付けとなっています。
四柱推命では、さらに月運なども出せるので、これは請求された方へ無料で製作しています(詳しくは『未来ノート』をご覧ください)
人相や手相は「相術」。これもある程度の統計学的記録に裏付けられています。
それに対して、タロットや易、ルーンなどは「卜術」といいます。これは道具を使って占います。高次の何かからのメッセージとか、カードが持つ力という考え方もあるかもしれませんが、個人的には占いカードって、「今の自分を映す鏡」と考えています。

人生は一本道のように見えて、実は細かい選択の結果で進んでいます。この話もどこかで書いたと思います。早く目覚めた朝、そのまま起きるか、もう少し眠るかでその後に起こることや行動が変わってきます。
この程度のことなら何かを考えなくても、次の行動を起こしています。しかし、大きな選択で悩むこともあります。
明るい未来は望めそうもない相手と、このまま関係を続けていくか、思い切って離れるか・・・とても難しいですよね。
わたしくらいの年齢になれば、「別れちゃいなさい」と思うんだけど、実際に自分がその歳でその立場だったら、その彼以上の素敵な人は現れないような気がしていたり。あるいは未来はないけれど、現状はまあまあ幸せだから、それを手放せない、とか。もしかしたら、明るい未来がやってくるかもしれないという一縷の望みにしがみつくか・・・・・。
でも、よく自分の心と向き合うと、答えはちゃんとあるんです。つまりは、それを可視化するのがカード。
だから邪念は禁物で、自分へ問いかけをしながらカードを展開した時、その絵柄・言葉・象徴──それらが、今の自分の内側を言語化したり、感情をすくい上げてくれたりします。
ときには、自分でも気づいてなかった(と思っている)「本当の気持ち」や、諦めてはいたけど、もう少しだけ頑張りたい「夢の芽」に気づくこともあります。
だから、カードの自分占いは、占いというよりも、対話の相棒・心の旅のガイドみたいな存在です。
きらら舎では簡易版を販売しています。解説書が付いていなかったり、紙箱だったりします。
正規版はこの数倍の価格がします。
古いタロットカードには作った人の意図があります。それで、ライダーウエイト版を進めています。これでリーディングの練習をしてから、いろいろなタロットを使ってみるとよいと思います。

図柄が全く違っていたり、印刷が著しく汚かったりするものはもちろん、この話には関係がありません。簡易版を扱う際に、「効力があるかどうか」をいろいろ調べました。
そして、いろいろな(特にオラクル)カードを見て出た結論は、カードの豪華さや値段ではなく「そのカードと、自分のつながり」で決まる・・・・・ということ。
それからサイズによって、エネルギーが異なる説。
一応、わたしが持っている「龍神カード」では、大きなサイズよりミニ版のほうがエネルギーが少なく、長い未来を占う場合は正規版で、近い将来を占う場合はミニ版なんて言われています。
でも、カードのエネルギーはそのカードをたくさん使って、カードに慣れる(仲良くなるというイメージ)と上がると考えています。だからサイズは、自分がシャッフルしやすいものがいいと思っています。
それから、いろいろな占い師さんが自分のお勧めのデッキを紹介していますが、大切なのは・・・特にオラクルデッキやルノルマンデッキで大切なのは、その絵柄が好きかどうか。あまり好きではないデッキを使っていても、仲良くなれないですもんね。
それに、ルノルマンのグランタブローの場合、並べる枚数が多いので、大きなカードだと並べるスペースが必要になります・・・・・なので小さめをお勧めします。



・・・というわけで、きらら舎的、カード占いとカードに対する考えでした。