グランタブローレッスン03

今回は、実際にどう読んでいくのかという実践をやってみましょう。

  1. 左上から4枚読み(プロローグ)

    🔹十字架: 試練・重荷・宿命・使命・スピリチュアル・痛み
    🔹棺 :終わり・変化・再生・病・眠り
    🔹花束 :喜び・プレゼント・社交・癒し・感謝
    🔹犬 :友情・信頼・親しい人・忠誠・パートナー・助けてくれる存在

    「過去に抱えてきた深い苦しみや試練(十字架)
     → それは何かの“終焉”や変容(棺)をもたらし、
     → それによって人とのつながりの中に癒しや感謝の気持ち(花束)を見出し、
     → 現在は信頼できる誰かとの関係(犬)によって支えられている」


    別視点(心理・感情の流れとして)
    心の奥にある宿命的な痛み(十字架)
     → その一部は終わったが、まだ残滓が心に眠っている(棺)  
     → でもそれがあるからこそ、人の優しさに敏感になれた(花束)
     → 今の「味方」(犬)はその癒しのプロセスに不可欠な存在

    補足:この並びが意味する「テーマ」
    ・過去の痛みと再生
    ・感情の喪失からの回復
    ・誰か(犬)がその癒しをもたらしてくれている
    ・信頼と感謝が、現在の支え
  2. ピンカード読み
    左上 十字架 :試練・重荷・宿命・スピリチュアル
    右上 木 :成長・健康・時間の経過・深い繋がり
    左下 船 :旅・変化・移動・距離・新しい世界
    右下 :熊 力・影響力・保護・母性・金銭のコントロール・支配的存在

    今回はぐるっと4枚のコンビネーション読みします。物語的に読んでみますねw

    あなたの物語は、試練(十字架)という宿命的な重さから始まる。
    その苦しみは深い時間をかけて癒され(木)、
    あなたの中に変化を求める意志(船)を芽生えさせた。
    その旅の果てに待っているのは、力を持つ存在(熊)との対峙、または保護・安定。

    対角読みだと・・・・
    🔹 十字架(左上)+木(右上)
     → 痛みのテーマは「ゆっくりと癒される」。時間をかけた回復のプロセス。 
    🔹 船(左下)+熊(右下)
     → 旅や変化を通じて、最後には「力強さ」「守る力」へと到達する。
     → または「経済的自立」「影響力のある人物とのつながり」

    この中で、一番のキーカードが「熊」。最終結果もあり未来でもあるだけではなく、とても読み方が難しいカードの1枚なのです。

    相談者さんに、「この熊にどんなイメージを抱くか」を聞いて、次にいくつかの「熊」のカードの意味を伝えて、自分で「熊」が何を示しているのかを考えてもらうのもよいと思います。

    つまり、経済的に不安定な人であれば、経済的自立や支援者の出現などを意味しますが、すでに自立している人の場合は、何かを終えて(手放して)、変化することがあって、個人的に成長して地に根をはることができ、力を得るなどとも読めるわけです。熊を「ボス」と感じた時、それが自分なのか、他の誰かなのかを考えるとすっきりしてきます。
  3. 自分の周りを読む

    🔹ユリ :落ち着き・成熟・精神性・性・年上の人物
    🔹レディ :質問者本人
    🔹紳士 :相手・パートナー・大事な他者(恋愛に限らず)
    🔹指輪 :約束・契約・つながり・関係性・繰り返し・ループ
    🔹鍵: 気づき・チャンス・運命の扉・重要なもの・自らの選択・開かれる真実

    ◀ 左(ユリ)=過去・支え
     → 成熟した関係/穏やかな時間/年上の支えが背景にある
     → または性的な目覚めや深いつながりへの過去の影響も
    ▶ 右(紳士)=現在~未来
     → 目の前に「誰か」がいる・・・けどそっちを向いていない
     → この人はとても近く、意識の中心にある存在。恋愛や信頼関係の可能性大
    🔼 上(指輪)=意識/テーマ
     → 今一番考えてるのは、「つながり・約束・関係性」
     → これ、相手とどう向き合っていくかって問いかけにもなる
    🔽 下(鍵)=潜在意識/本音/未来への扉
     → 「この関係性には意味がある」って、心の奥でわかってる
     → もしくは「この人が運命の鍵かも?」って内心すでに気づいてる可能性も

    恋愛が生活の半分以上しめている場合
    あなたは今、誰かとの関係の真ん中にいる。その人はすぐ右にいて、強く意識されている。心では「このつながりは意味がある」と感じていて、過去には穏やかな成熟した関係が影響している。今、運命の鍵が静かにあなたの足元で開かれようとしてる

    メタ視点での解釈をすると、この配置は、関係性の核心に立つ女性がいて、指輪と鍵に挟まれている=運命の決定権を握っているのは、あなた自身となります。

    恋愛とは関係のないリーディングを希望された場合

    ◀ 左:ユリ(成熟・精神性・品位)
    → 相談者さんの過去や土台は、落ち着いた対応・長年の経験・深い精神性・良識ある関係性、または「年上の人物(恩師・上司・親など)」の影響
    ▶ 右:紳士(相手・登場人物)
    → これは恋愛でなくても、「重要な他者」と読む。たとえば、協力者・クライアント・上司・家族の誰か。とても近くて、これから自分と関わっていく中心人物。
    🔼 上:指輪(契約・つながり・約束)
    → これはもうテーマど真ん中!今の相談者さんは「何かとの契約」や「約束・責任」の中にいる
    仕事の契約? 誰かとの約束? プロジェクトの継続・つながり?
    → しかも、それが「切っても切れない関係」=繰り返し/ループの暗示もあります。🔽 下:鍵(真実・チャンス・本音)
    → 相談者さんが本当に求めているのは「突破口」や「新しい扉」。
    「このままじゃいけない」って気づきが、すでに起きてる。あるいは、「この人との関係に意味がある」という直感的な理解。

    恋愛以外バージョンでまとめると…
    あなたは今、ある大事な関係や契約・責任の中にいて、それが自分のこれからに大きく影響を与える状況にいる。その相手は、協力者かもしれないし、自分の人生を映す鏡かもしれない。過去の経験(ユリ)を土台にしながら、「この関係は何をもたらすのか?」という扉(鍵)を今まさに開こうとしている。

  4. 右下4枚リーディング(エピローグ)

    🔹 手紙: 通信・知らせ・連絡・メッセージ・ドキュメント・書類
    🔹 月: 評価・名誉・感性・気分・クリエイティビティ・承認
    🔹 塔: 組織・孤独・境界・公的機関・高い場所・自立・壁
    🔹 熊: 力・影響力・経済的な強さ・保護・支配・母性・管理

    最後に届いたのは、ある「知らせ」や「公式なメッセージ」(手紙)。それは、あなた自身の評価・感情・名誉(月)に触れ、公的な場所/孤独の場/高み(塔)で、何かが認識される。その結果、あなたは「力」や「守る力(熊)」と向き合うことになる。

    【仕事・社会性】のテーマなら
    手紙 → 書類や契約・連絡事項
    月 → 評価・成果・名声
    塔 → 組織・公的ステージ
    熊 → 責任あるポジション・リーダー・金銭管理者

    「認められて、公のステージで力を持つ立場に立つ」という展開!

    感情や人間関係】のテーマなら
    手紙 →誰かからの手紙・連絡によって、
    月 → 感情が動き(または癒され)、
    塔 → 独りになったり、距離を置いたりして、
    熊 → 結果として“自分の軸(熊)”を取り戻す
  5. 下の4枚
    🔹星: 希望・理想・ビジョン・目標・導き・スピリチュアルな指針
    🔹 :魚 お金・流動性・豊かさ・才能・商売・フリーランス的な働き方
    🔹雲: 混乱・不安・モヤ・不明瞭・揺れ・天気(気分)
    🔹庭: 公共・交流・社交・ネットワーク・人前・発信・コミュニティ・イベントなど

    今、あなたには希望(星)と豊かさ(魚)の種がある。それはまだ不安定(雲)で、はっきりとは見えないかもしれない。だけど、その理想は「人とつながる場所(庭)」に出ていくことで花開く。


    読みのポイント
    🔸星+魚
     → 理想と収入/夢とビジネスの組み合わせ。
     → 「やりたいことで稼ぐ」「直感的な成功」!
    🔸魚+雲
     → 「お金や方向性に不安」「収入の不安定さ」
     → または「才能が活かしきれてない、流れが見えない」
    🔸雲+庭
     → 「人との関係・発信・表現活動に対しての迷い」
     → 「何をどう出していくか、まだ霧の中」

    どうでしたか

    グランタブローは奥深いので、時間があるときにゆっくり向き合ってください。
    リーディングの練習は9枚カードが一番適していると思います。
    9枚リーディングは無料リーディングで読み方の練習を一緒にやっていますので、ご利用ください。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です