グランタブローレッスン02

前回グランタブローレッスン01は、すでにルノルマンカードでのリーディングをしている方向けに、いきなりハウス読みのものでしたが、今回は「はじめてのグランタブロー」として行います。


グランタブローの並べ方には2種類あります。

一段に9枚、四段並べるものと、一段に8枚づつ四段並べて、余った4枚を下に並べる方法。この方法を取っている占い師さんも多いのですが、面白いことに、この4枚の扱い方がかなり違っています。

①【未来の補助カード】
メインの4段(32枚)を本体とすると、この4枚は「その先に起きること」を指すとされる。とくに4段目の右側(未来の位置)からの続きとして読まれる。

使い方の例:
→ メインで読んだ未来に対し、「じゃあその結果どうなる?」を補足する。

②【隠された真実/アドバイス】
表に出ていない裏テーマ”や“潜在的な要素として読むこともある。

ちょっとオラクルっぽい感じで、
→「心の奥で気づいていないこと」
→「問題を解決するための視点」

③【テーマ別に1枚ずつ分ける】
たとえば・・・カード位置 役割例

左から1枚目 恋愛に対する補足
2枚目 仕事に関する補足
3枚目 家庭や人間関係
4枚目 全体を通したアドバイス

→ 自分でテーマを割り当てて使う読み方もアリ!

④【スプレッド外にする派もいる】
そもそも「8×4=32で読めばいい」という派もいて、

「残り4枚は別枠」として、無視または補助カードとしてしか使わない。

きらら舎の4枚活用法は・・・
まず32枚でグランタブローとして全体を読む。
4枚のうち1枚を「質問者自身の鍵」として読む。

4枚が質問者さんへのメッセージとし、カードの意味だけを言います。それがカードから自分へのメッセージ(アドバイス)だと捉えた時に何か感じるかを自分で考えてもらうのです。

その場合、1枚だけにピンとくる場合もあるし、4枚が最終的な時系列で相談内容にすっきり答えてくれる場合もあります。


では並べましょう!

自分が決めたシャッフルの方法、回数、質問の仕方で、デッキを2回ほどノックしてから始めましょう。

36枚を左上から並べていきます。

  1. プロローグを読む
    左上から3~4枚をプロローグとして読みます。一番上の段は「全体の状況・テーマ・外的な動き」なので、今回の質問の概要みたいなものです。時系列は左から右に時間が進みます。
  2. 四隅を読む
    グランタブローというのはフランス語で、Grand = 大きな、Tableau = 絵・絵画・全体図という意味です。つまり、その32枚が絵で四隅のカードはそれを留めているピンという意味で「ピンカード」なんて呼ばれることもあります。これをまず対角で読んで、最終的に4枚をコンビネーションリーディングします。

    左上=今回のテーマ/出発点
    右下=結果/集大成・出口
    右上=現在につながる過去/背景
    左下=未来/展開の方向性
  3. 自分を探す
    レディ(29番)またはジェントルマン(28番)を探します。
    上にあるカードは意識していること/期待や不安
    下にあるカードは潜在意識/本音/感情・家庭
    左にあるカードは過去/背景/影響している出来事
    右にあるカードはこれから起こること/展開

    本当は斜め上なども読めるのですが、これはまた今度。
  4. 自分がいるハウスはどこか?
    ハウス読みです。自分のカードがいるカードのハウスは何か?これは「グランタブロー・レッスン01」でシートをダウンロードできるので、ご活用ください。丈夫な印刷物として販売もしています。

    ハートのハウス → 恋愛がメインテーマ
    魚のハウス → お金を気にしている
    鎌のハウス → 変化や切断が近い

    ルノルマンリーディングレッスン01で、最初に自分のインスピレーションを記録するワークをやりましたが、わたしは鎌には「収穫」というイメージもあるんです。1年かけて育てたものを刈り取るわけですが、それは収穫でもある。そして、また新しい種を蒔くために必要でもある。収穫するために種を蒔くのだから、収穫は喜びであると捉えることもできます。コンビとなるカード次第ですが。

  5. 自分のカードが何段目にいるか
    下のほうの段にある場合、上にカードが重なっているということで、圧・重圧があると読んだりします。自分がいる列を現在とし、上に何のカードがあるか、それが重圧になっていることが多いです。
    他のカードの土台になってると考えると、何かを支えていることになります。でも苦しい可能性もありますね。
    自分のカードが下段にいても、周りに太陽・星・鍵・花束があれば「苦しい時期だけど、ちゃんと希望や支えもある。「再出発に向けて力を溜めている」なんて読めます。
    逆に、下にいるカードはあなたを支えているカードとなります。
  6. 自分のカードのある段を読む
    自分のカードを「起点(=現在)」とみなして、同じ横の段を「過去→現在→未来」と見ていく。一番左にあれば、過去のことは関係ない。未来だけ見て進め!ってなるし、一番右にある場合は、現在に影響している過去を読めます。ただし、この場合、未来はあなた次第という場合もあれば、未来がわからないので、シャッフルしなおすこともあります。
    わたしは卜術でやりなおしはNGとしているので、一番右にあった場合の未来を一番下の4枚で読んでいくようにしています。
  7. 異性のカード
    恋愛相談ではもちろんですが、異性のカードはパートナーを表すカードでもあります。だから、一緒に家庭を支える人かもしれないし、一緒に仕事をする人かもしれない。その人とどのくらいの距離があるかをまずは見ます。
    近ければ、関係が密接。心の距離も近い。
    遠ければ、心理的距離はある。疎遠、すれ違い。
    同じ段(横並び)なら、並行した意識。似た感覚/同じ時間軸で過ごしている。
    縦の関係(上下)で、力関係や主従関係が見える。上が優勢・下が受け身。
    向き合っていると、意識し合ってる、向き合ってる。
    背を向けていると、気持ちがすれ違っている、無視している、感心がない、距離を取りたい。


    まずは、これが読むべきところです。


定期的なグランタブローのすゝめ

質問を掲げてスプレッドしてもいいですが、定期的な運勢をグランタブローを展開してみるのも面白いです。

毎月。あるいは季節の始めに、今月はどんな月になるのかな?と読んでみます。

上のスプレッドのリーディング例は次のレッスンで!

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